2021.02.22
海の尽きせぬ不思議と魅力を
生まれは海、、
“海の尽きせぬ不思議と魅力を「沈黙の春」の著者が科学者の目で詩情豊かに語る〈海のバイブル〉”(ハヤカワ文庫)と、、この著書は紹介されています。
本文に、「海が陸上に氾濫し、沈殿物を堆積させてから、ふたたび退いていったようなところには、化学薬品の倉庫ができている。そしてわたしたちは比較的容易に、そこから品物を引き出すことができるのである」とあります。昔の光景で言えば、瀬戸内海などの海辺地帯に栄えた塩田のことで、塩田で海水を天日で乾燥させて得られる塩とニガリ(苦汁)が品物のことですね。
マグネシウムについて、「1立方マイルの海水のなかには、約400万トンのマグネシウムがある。1941年頃、海水からの直接抽出法が発達してから、生産は著しく増大した。」とも書かれています。(※1マイルは1609メートル)
最後は海へ、、
レイチェル・カーソンは言います。大陸そのものも、侵蝕された陸地の一粒また一粒という形で、海へと溶解し、消えてゆく。海から立ち去った雨もふたたび河川へと帰る。
その神秘な過去の時代に、海はさだかならぬ生命の起源のすべてを内包し、そしてさまざまに姿を変えた後に、ついには同じ生命の骸(※むくろ)をも受け入れてゆく。すべてこの世にあるものは、最後には海へ――。(※「病める世界」への警告の書・「沈黙の春」)
グロテスクな津波、いやそう言ったら海に失礼か、しかし時に海は私たちにその恐ろしさを見舞う。あの時から、海を見ることができなかったが、今またいつの間にか気持ちは海に帰っている、育ちを試され続けているのだろうが、、。
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プロフィール

- 花澤 久元
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- 誕生日:1946年11月6日
- 血液型:O型(Rh+)
- 趣味:スイマグ造り卒業、もっか青汁作り
- 自己紹介:
母親に首根っこつかまれて飲んでいたスイマグとの付き合いも早70年。
起きがけのスイマグ飲用を忘れず、青汁作りに精を出し、夕食を待ちこがれる”マイナス腸活”を楽しんでいる。