

⑬朝食をとらないと頭が働かない? テキスト版
—— 赤池キョウコ | 朝食をしっかりとることで、頭がよく働くのよ~ |
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—— 美腸の達人ユミ | でもね、糖分をとらなくても、脳はちゃんと働くのよ! |
—— 美腸の達人ユミ | 体内のブドウ糖が不足すると、体は脂肪を燃やして、ケトン体(Bヒドロキシ酪酸を代表する代謝物)を作り、脳のエネルギー源にするの。 |
—— 赤池キョウコ | ケトン体が、脳のエネルギーになるんだ~ |
—— 美腸の達人ユミ | ところで「糖新生」って何か知っている? |
—— 美腸の達人ユミ | これは、体内のアミノ酸や乳酸、中性脂肪などからブドウ糖を作り出す人体の仕組みのことよ。 |
—— 赤池キョウコ | じゃあ、朝食でムリに糖をとる必要はなかったの? |
—— 美腸の達人ユミ | 人それぞれ、朝食にはマイルールがありますが、少なくとも朝食抜きでも脳は働くんですよ。 |
—— 赤池キョウコ | 確かに、朝食を食べ過ぎると体がけだるくなるものね… |
—— 美腸の達人ユミ | それに朝食時間がない分、トイレだってゆっくりできるしね! |


⑫「1日2食ダイエット」のメカニズム テキスト版
—— 美腸の達人ユミ | 今、評判の「1日2食ダイエット」、実はデトックス効果もあるんですよ。 |
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—— 美腸の達人ユミ | 特に注目したいのが「ケトーシス」! |
—— 美腸の達人ユミ | 最後にものを食べてから12時間ほど経過すると、血液・肝臓に蓄えられていた栄養分が完全に消費されます。 |
—— 美腸の達人ユミ | すると、次は体脂肪が燃焼して「ケトン体」と呼ばれる物質が生まれ、細胞内のミトコンドリアのエネルギー源となります。この現象を「ケトーシス」というのです。 |
—— 赤池キョウコ | 脂肪燃焼モードになるのね!では、デトックスができる理由って? |
—— 美腸の達人ユミ | 私たちは、知らず知らずのうちに有害物質を日々、体内に溜め込んでいます。怖いことに、これらの物質は脂肪に蓄積しやすく、発がん等の毒性もあります。 |
—— 美腸の達人ユミ | ですが、「ケトーシス」が脂肪を燃やし、有害物質を排出してくれるのです。 |
—— 赤池キョウコ | 体内の悪いものも出せるんだ!じゃあ、便秘していたら意味がないね。 |
—— 赤池キョウコ | 「1日2食」は、「一石二鳥」でもあるのよ。ぜひ心掛けてね! |


⑪少食の効能「オートファジー」ってなに? テキスト版
—— 赤池キョウコ | 少食って不健康な印象があるのよね~。栄養不足とか体力低下、免疫力も落ちそう。 |
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—— 美腸の達人ユミ | それは誤解です。真逆の現象が空腹時の体内では起きているのですよ。 |
—— 美腸の達人ユミ | その名称とは「オートファジー」。Autoは自分自身、phagyは食べるを意味し、「自食作用」とも言われます。 |
—— 赤池キョウコ | それって、栄養がないから自分の体を食べてエネルギー補給をしているってこと? |
—— 美腸の達人ユミ | 惜しい!オートファジーとは、細胞内の劣化したタンパク質、ミトコンドリアを分解してリセットし、新たにエネルギーを作るシステムのことなのです。 |
—— 美腸の達人ユミ | オートファジーは、身体に良い効果を与えます。脳・心臓の動脈硬化予防、パーキンソン病の予防・改善、肺の老化を遅らせる、肺に寄生する細菌の排除、細胞の浄化など…。ただし、オートファジーの機能は加齢と共に低下していきます。 |
—— 美腸の達人ユミ | じつはオートファジーを起動させる簡単な方法があるのです。それが12時間以上のプチ断食!つまり少食です。 |
—— 美腸の達人ユミ | オートファジーは最後の食事の約12時間後に働き始めるのです。夜7時に夕食が終了したとすると、オートファジーが起動するのは翌朝7時以降です。しかしそのタイミングで朝食を摂ってしまうと、オートファジーは起動せず、細胞がよみがえる機会を失ってしまいます。 |
—— 赤池キョウコ | 空腹の時間を作るだけで身体の機能や細胞が修復されるのね。少食の力ってスゴイ!1日2食、続けるぞ~! |
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- 赤池 キョウコ
- テレビのコメンテーターや各地での講演、書籍の執筆など、各方面で活躍中のイラスト作家。ツキを呼ぶ幸せな生き方のコツや、人間関係をスムーズにするヒントなどを、独自の感性を生かしたイラストで提唱し、女性を中心に支持を得ている。『マンガでわかる西式甲田療法』(マキノ出版)、『ヨーロッパ スピリチュアル街道を行く!』(サンマーク出版)など著書多数。